mudananihongokyoushi’s diary

日本語教師について書きます

オンラインレッスンは稼げない

はっきり言うがオンラインレッスンは稼げないと思う。

私もオンライン教師を始めてすぐには生徒さんが来なかった。

ブログ通りにほぼ最低価格に値下げして、少ししたらポンポン予約が入って、1ヶ月のレッスン数が70ほどになった。ありがたい事だ。

だからってそれがいつまでも続かなかった。

次の月からは良くて20レッスン。

(あれ?おかしいな。

ブログの記事と違う。。。)

慌てて複数のオンラインレッスンに登録してかけ持ちを始める。

まぁこれが現実というわけだ。

 

こんなんじゃ日本語学校でつまらない文法を教えるか、近所のスーパーにパートに行ってるほうがよっぽど生活が安定するだろう。

よくネットの「フリーランス日本語教師で暮らしていけるの?」系の記事には、

1ヶ月で70レッスン、2ヶ月目で80、3ヶ月目には100レッスンを超えました!(ヤッター)

と載っているが現実は厳しい。

そもそも、私は文法を教えたくない。

そんなのは1週間から1ヶ月で一気に独学で頭に叩き込んで、終わったら参考書なんか捨てるものだとかんがえているからだ。参考書片手に日本語をペラペラ話す外国人なんか見たことがない。

だからわざわざ自分で読めば分かる文法を、お金をもらって教えたくない。

 

ちなみに最近の私の生徒さんはこんな感じだ。

覚えた日本語を週一で使って試したい、

自分の考えた事を日本語にして聞いてもらいたい、

もしくは日本語に関わる仕事をしているので、もう少しレベルアップをしたい、

あるいは日本語を勉強しないといけないから、ほぼ1から文法を教えてほしい。

 

なんだ、いるじゃないか。と思うかもしれない。

しかしこの、文法を教えてほしいという生徒さんはほぼ1回のレッスンで来なくなる。

外国語を勉強する人の9割は半年程度で辞めるらしいが、まさにそれだ。

もちろん私の教え方が悪くて、他の先生に習っているならそれはそれで良い事だ。

だが恐らく、辞めただろう。

仕方ない。

人は目の前の現実で困っていないと本気を出さない生き物だから。

いざとなればカタコトの日本語でも日本人がちやほやしてくれる、スマホの翻訳アプリで充分、そういう逃げ道はいくらでもある。

仕方ない。日本人であれ外国人であれ、人は本来楽な道を選ぶものだから。